世界には色々な珍味がありますよね。
その国だけにしか受け入れられていないようなものは沢山あります。しかし、最近はサイゼリアでエスカルゴが売られていたり、世界の人たちの味覚もちょっと寛大になってきた感じはしませんか?
一昔前ならかたつむりを食べるなんて日本人では想像もつかなかったはずですよね。そんな珍味ですが、日本ではどんなものがあるのでしょうか?実は日本には「日本の三大珍味」というものがあるんです。今回は、そんな日本の三大珍味についてご紹介いたします。
日本の三大珍味
■塩うに
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お寿司屋さんなどで船に乗っているウニは「生ウニ」で、「塩ウニ」というとみなさんもスーパー等で目にする事もあるかと思いますが瓶に入って保存がきくようにできている塩漬けのウニのことをいいます。
■カラスミ
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カラスミは、ボラの卵の塩漬けです。ボラの卵巣を塩漬けし、塩抜き後、天日干により乾燥させて作ります。薄くスライスして大根と一緒に食べたり、パスタに削っていれたりとその塩味がとても良いアクセントとなり和食以外でも使われたりします。
■このわた
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このわた(海鼠腸)は、ナマコの腸(はらわた)の塩辛です。このわたは、酒によくあうとよろこばれ、このわたに熱燗の酒をそそいだものを「このわた酒」といいます。この3つが日本の三大珍味です。どれも日本酒と良く合い美味しいつまみとして、お酒を飲む人にとっては身近なものですよね。
外国から見ると。
海外に目を向けると、肉文化が根付いているせいか、お魚さんは可愛い生き物であり、その臓器などを食べるというのは奇異に見られてしまいます。例えばカナダでは日本のうにの何倍にもおよぶ巨大なうにが生息しています。ただ、カナダではうにを食べるという習慣はありません。わざわざトゲのあるうにを食べるという発想もありませんし、生食でうにを食べるというのは野蛮な行為だと思われている節もあってしまうんですよね。
「カラスミ」については卵巣という事で、海外から見ると馬の性器を食べるような寄食に見られていますね。
日本人から見ると魚は頭を除いてまるごと食べるという風習があるため、卵巣だろうがなんだろうが特に気にしませんよね。サンマの卵巣を気味悪がって除ける人がいたら変人さんです。
「このわた」のなまこの腸にしても、ソーセージなど腸を使った肉料理を食べている人でも、お魚さんの腸はちょっと、という人が多いのですね。
あんなに美味しいのにもったいないですよね!
日本三大珍味のお味は?
味は基本的には塩辛いものが多いです。そのため日本酒との愛称が抜群です。単品で食べていると何かが足りないような気分になりますが、お酒があると、日本の三大珍味はとても美味しくいただくことができます。
日本の三大珍味は居酒屋で出てくるようなメニューですのでそこまで入所が困難というわけではありませんので気になる方はぜひ探して味わってみてくださいね。
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