世界三大珍味といえば、誰でも空で唱えられるトリュフ、キャビア、フォアグラですよね。では、そんな世界三大珍味を引き立てるお酒はご存知ですか?赤ワイン?ウォッカ?レストランで何を一緒にオーダーすれば良いの?今回は、大人の嗜みとして知っておきたい、世界三大珍味に合わすべきお酒をご紹介します。
1. 世界三大珍味<トリュフ>と相性のよいお酒
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その香りで私たちを魅了し続ける魅惑のきのこ、トリュフ。トリュフはブナなどの樹の根に寄生し、一生を地表から20cm程度のところで終える不思議なきのこです。地表から顔は出さないものの、熟れると他の動物に存在を伝えるため、あの香りを強烈に発します。
トリュフには主にフランスで採れる黒トリュフと、イタリアのピエモンテ地方でしか採れない白トリュフに分けられます。黒トリュフのお値段もさることながら、白トリュフはなんとその3倍以上はするという幻の食材です。
そんな超高級食材の白トリュフは、なんでも赤ワインの王と呼ばれ、白トリュフと同じ産地のバローロがおすすめ。また、黒トリュフは渋みのある赤ワインがおすすめです。芳香な味わいと香りで、至福のひとときを堪能してみてはいかがでしょうか。
2. 世界三大珍味<キャビア>と相性のよいお酒
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カスピ海が原産のチョウザメの卵、キャビア。乱獲によって数が激減し、値段が跳ね上がっています。中でも旬を迎えたキャビアをフレッシュ・キャッチと呼ばれ、その新鮮な味わいは時季外れのキャビアとは全く異なる美味しさなんだそうです。現在では技術の進歩と研究によって世界中で養殖が行われ、日本で育てられた養殖キャビアも。お値段はしますが、日本の養殖キャビアもぜひいかがでしょうか。
そんなキャビアに合うお酒は、ウォッカです。魚の卵であるため、独特の臭いが漂います。そんな臭いを打ち消しつつ、さらに引き立ててくれるのがウォッカなんです。ちなみに、食通の方の中には日本酒をおすすめする声も。お魚大国日本でつくられた日本酒ですから、魚類との相性は抜群です。日本酒もぜひ試してみてはいかがでしょうか。
3. 世界三大珍味<フォアグラ>と相性のよいお酒
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フランス料理というと、フォアグラのイメージが強い方も多いのでは?本場フランスでは、クリスマスの時期にフォアグラを口にする週間があるようです。そんなフォアグラは、ガチョウやカモの肝臓を肥大させてつくられています。なんでも、1世紀頃の古代ローマでは既に、フォアグラをつくっていた歴史が残っているというので驚きですね。また、現在はトウモロコシを飼料として与えることが多いですが、当時はイチジクを与えていたそうです。
料理のコースでは、前菜として口にすることが多いフォアグラ。そこで前菜としていただくフォアグラに合うお酒は、口当たりの良いスパークリングワインがおすすめでしょう。しかし、こってり濃厚な味わいのフォアグラ。スパークリングワインでは軽すぎる、という方には、軽やかな味わいの赤ワインはいかがでしょうか。
4.まとめ
世界三大珍味におすすめのお酒はいかがでしたか?もちろん相性はあるものの、お酒好きな方やそうでない方もいらっしゃるはず。世界三大珍味をいただけるレストランなら、おそらくソムリエの方も常駐していることでしょう。皆さんの好みを伝えて、お酒を選んでもらうのも楽しみのひとつですよ!
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