誰もが知る世界の三大珍味はキャビア、トリュフ、フォアグラですよね。その中の一つのフォアグラのねっとりとした濃厚な味わいは、一度口にすると病みつきに。フォトジェニックなビジュアルもさることながら、食べる人を魅了する食材です。今回は、そのフォアグラの原産国や人気メニューについてご紹介します!
1. フォアグラの原産国とは
皆さんがご存知のフォアグラ。しかし、どの国でどんな風に作られているのかご存知でしょうか?フォアグラの原産国についてご紹介します。
フォアグラの原産国を知るには、名前の由来を知るのが手っ取り早いでしょう。現在の名前であるフォアグラは、foie=肝臓、gras=太ったとフランス語が由来です。その名の通り、ガチョウやカモの肝臓を人為的に太らせて生産するフォアグラ。そう、フォアグラの最大の産地は言うまでもなくフランスです。さらにフランスに次いで生産量が多いのが、ハンガリーやブルガリアといった東欧の国々です。
また、フランス語のフォアグラという単語が主流になる前、古代ローマ時代にはラテン語でjecur ficautum(太った肝臓)と呼ばれていました。ficautumにあたるficsを指すのはイチジクのことで、これはトウモロコシが飼料として使われるようになる以前、イチジクを与えて飼育していたからだそうです。語源から昔の飼料がわかるなんて、面白いですよね。
2. フォアグラの旬とは
出典:http://www.odelices.com
家畜を育てるフォアグラといえ、やはり旬がありました。フォアグラの最大生産国であり最大消費国であるフランスでは、クリスマスの時期にフォアグラを食すのが一般的で、冬が旬です。そのため昔は、10月頃から3月頃までの生産だったと言います。しかし現在では世界各地での消費量が伸び、通年生産が当たり前になりました。ただ、今でも夏場は生産を休止するところも多いようです。
日本でも当たり前のように1年中食べられるようになったフォアグラですが、ぜひ旬の冬の季節に食べてみてはいかがでしょうか。
3. 大人気のフォアグラ丼をつくってみよう!
出典:http://tsuki-no-katsura.seesaa.net
世界の三大珍味のなかでも、値段が高騰しているキャビアやトリュフと比べて現在比較的に安価に手に入るフォアグラは大人気。中でも日本人の大好物である白米との組み合わせ、そう、もはや日本食と呼べる「フォアグラ丼」は、名だたるレストランでも大人気の一品です。そんなフォアグラ丼も、フォアグラさえ手に入れば誰でも作れるメニュー。ちょっと奮発して今晩のディナーに作ってみませんか?
用意するもの(2人分)
・ご飯 お茶碗2杯分
・フォアグラ 100g~好きなだけ
・小麦粉 大さじ2
・醤油 大さじ4
・砂糖 大さじ2
・白ワイン 大さじ2
・バター 大さじ1
・細ねぎ 2本
・玉ねぎ 半分
作り方
①あめ色玉ねぎを作る。玉ねぎはみじん切りにする。フライパンにバター(分量外)を敷き、玉ねぎを入れて弱火でじっくり炒める。焦がさないように気を付けながら、20分~30分であめ色に。出来上がったら別皿にとっておきます。
②ご飯はあらかじめ炊いておきましょう。
③フォアグラのソテーを作る。フライパンにバター(分量外)を敷き、両面に小麦粉を薄く付けたフォアグラを焼く。両面がこんがりと焼き色が付いたらOKです。
④タレを作る。醤油、砂糖、白ワイン、バターを鍋に入れ、ぐつぐつするまでかき混ぜながら熱します。
⑤お皿に盛ったご飯の上に、こんがり焼いたフォアグラのソテー、①のあめ色玉ねぎ、④のタレ、小口切りにした細ねぎをトッピングしたら完成です。
4.まとめ
キャビア・トリュフと並ぶ世界三大珍味のフォアグラの生産国から旬の季節、さらにフォアグラ丼までご紹介しました。食材のことをしっかり知った上で味わえば、もっと美味しくいただけますよね。ぜひお店で、ご家庭で楽しんでみてください。
Tags: フォアグラ