世界三大珍味の一つとして、味わったことがある人も無い人も、誰もがその名を知るフォアグラ。キャビアやトリュフはなんとなくわかっていても、フォアグラっていったい何?とフォアグアの事を知らない方も多いのではないでしょうかそしてどんな料理に使われるもの?そんなフォアグラビギナーの方へ、フォアグラのことについてご紹介します。あなたもこれで、フォアグラを語れるカッコいい人になりますよ。
1. フォアグラって何?
出典:http://www.gourmet-world.co.jp
美味しい美味しいと言われるフォアグラ。しかし一体、フォアグラって何のこと?フォアグラのことを知らずにフォアグラのステーキにはありつけません!
フォアグラとは、アヒルやガチョウ、カモの人為的に肥大させた肝臓を指します。フランス料理に多く使われ、現在の名前フォアグラ(foie=肝臓、gras=太った)も、フランス語が由来となっています。あの濃厚なねっとりとした味わいと風味は、肝臓の味だったんですね。そういえば、酒屋さんで食べる焼き鳥のあの味に似ていた気もしますね?
人間がガチョウの飼育を始めたのは、紀元前2500年頃の古代エジプト。その後、フォアグラの語源となったラテン語のjecur ficautum(太った肝臓)という言葉が古代ローマで残っています。現代ではトウモロコシなどを飼料として与えますが、当時はイチジクを与えていたそうで、ラテン語のficautum部分のficusとは、イチジクを指しています。
世界の三大珍味として重宝されるフォアグラですが、近年はその飼育方法が問題となっています。そもそもフォアグラは、人為的に太らせた肝臓のこと。ガチョウを運動のできない小さな檻に入れ、強制的にエサを与え続けます。肝臓が肥大したせいでガチョウは正常に呼吸することも困難な状態に。消化器官の様々な問題を発生して死に至るケースは珍しくありません。このような飼育方法に、海外ではフォアグラの取り扱いを中止することも多く見受けられるようになってきたのも現状です。美味しさだけでなく、生産過程も知った上で味わうのが大切かもしれません。
2. フォアグラを使ったおすすめレシピ
■フォアグラときのこのリゾット
出典:http://laraffinerieculinaire.com
用意するもの(2人分)
・ご飯 お茶碗2杯分
・玉ねぎ 半分
・フォアグラ 100g
・小麦粉 大さじ2
・きのこ類 100g
・バター 大さじ2
・生クリーム 200ml
・とろけるチーズ 2枚
・コンソメ 1/2個
・マジックソルト 少々
・ブラックペッパー 少々
・ローズマリー 少々
作り方
①バターをフライパンで熱し、フォアグラに小麦粉を薄く付けてステーキを焼く。焼けたら取り出し、別皿に移す。
②①のフライパンで、バターを入れきのこをソテーする。きのこに火が通ったら、ご飯を加えて焦げないように炒める。
③ご飯に油がまわったら、生クリームを入れて弱火でふつふつするまで火を通す。
④生クリームが温まったら、味を見ながらコンソメ、マジックソルトを入れる。
⑤生クリームの水分が飛ぶまで、弱火で熱し続けましょう。
⑥リゾット状になったら完成です。お皿にリゾットを盛り付け、フォアグラのステーキを乗せて。仕上げにブラックペッパーとローズマリーを添えておしゃれにどうぞ。
参照
・ ”RISOTTO AUX MORILLES ET FOIE GRAS POÊLÉ,” RAFFINERIE,
3. フォアグラが食べられるお店
■俺のフレンチ(東京)
出典:http://provisionaldustbox.blog50.fc2.com
格安で本場のフレンチやイタリアンが食べれると連日大人気の「俺の」系列。都内に数店舗ある俺のフレンチでは、『牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ トリュフソース』が看板メニューです。分厚い牛フィレ肉はもちろんのこと、贅沢に載せられたフォアグラの旨みもたまりません!
参照
http://provisionaldustbox.blog50.fc2.com
■アジル・ジョーヌ(asile Jaune)(東京・麻布十番)
出典:http://tabelog.com
フォアグラ・バルを謳うこちらのお店は、なんとフォアグラ専門店。フォアグラ好きの方にも、フォアグラをお腹いっぱい食べてみたい!という欲望を抱えるあなたにもぴったりなお店です。
住所:東京都港区麻布十番1-5-10 アトラスビル 1F
電話番号:03-6447-2499
アクセス:麻布十番駅から徒歩3分
4.まとめ
出典:http://www7b.biglobe.ne.jp
世界三大珍味、フォアグラはいかがでしたか?キャビアやトリュフもそうですが、意外に結婚式やちょっとしたディナーで口にする機会が多いフォアグラ。知識や美味しいお店を知っているだけでも、フォアグラを食べる際にプラスになるかもしれませんね。ぜひフォアグラの世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
Tags: フォアグラ