皆さんは「レッドキャビア」という食材をご存知でしょうか?お魚大国の日本では寿司ネタや酒の肴に頻繁に魚卵を口にしますが、あまり馴染みがないレッドキャビアという魚卵は、トビウオの卵と混同されがち。近年ホテルでの使用食材誤表示でニュース等でも話題になったので以前より認知度は高まったかと思いますがまだまだ詳しく知らないという人も多いかと思います。レッドキャビアとは一体何なのか、トビウオの卵(とびこ)との違いについてご紹介していきます!
1.レッドキャビアとは
キャビアといえば、黒い真珠ともうたわれる古代魚チョウザメの魚卵で、世界三大珍味のひとつとして知名度の高い食材です。ただし、ヨーロッパでは魚卵全般をキャビアと指して呼ぶことも多いのが特徴。例えば日本にも輸入されているサーモンで有名なノルウェーでは、サーモン(鮭)の卵=いくらをキャビアと呼んでいます。
そこで本題のレッドキャビアとは、いくらやトビウオの卵、トビコにもよく似た赤い魚卵。いくらが鮭の卵でトビコがトビウオの卵なら、レッドキャビアはマス類の卵です。レッドキャビアは別名フレンチキャビアとも呼ばれ、フランスで養殖されたニジマスにアンチョビエキスやレモン汁が加えられています。
2.メディアで話題になったレッドキャビアとトビウオの卵の違い
ホテルでの使用食材誤表示によって注目を浴びたのが、レッドキャビアとトビウオの卵の違い。レッドキャビアはマス類の卵ですので、トビウオの卵からつくられるトビコとは魚の種類が異なります。また、トビコは一般的なスーパーでも手に入る安価な魚卵であることに対し、レッドキャビアは輸入物が多く高級レストランでやっと味わえるもの。レッドキャビアとトビコのお値段も、約5倍以上の差があります。
見た目にも違いがあり、レッドキャビアとトビコを並べてみると、レッドキャビアは卵が1粒約4mmなのに対し、トビコは約1.5mmと開きがあります。さらにその食感の差も歴然としており、レッドキャビアはねっとり、トビコはぷちぷちと弾ける舌触りが特徴。レッドキャビアには、製造工程でアンチョビエキスとレモン汁が入れられていることも味わいの違いを生み出しています。
3.トビコの美味しい食べ方とは
出典:http://liftheavyshit-and-kickass.tumblr.com
スーパーでも手軽に入手できるトビコを美味しく食べるには、どんな料理が良いのでしょうか?トビコを美味しく食べられるメニューをいくつかご紹介しましょう。
■お寿司のトッピングに
小粒で鮮やかな色合いを持つトビコは、ご家庭でつくるお寿司のトッピングにもぴったり。巻き寿司やちらし寿司、手巻きずしパーティーの一品として用意するのもおすすめです。
■和え物に
キュウリやアボカド、ツナのサラダなど、和え物にプラスするとぷちぷちの食感を楽しめて、さらに目にも鮮やかでテーブルが一気に彩られます。
■パスタに
たらこのパスタのように、魚卵をパスタに使うのは日本人の得意技。とびこをパスタに使用すると、ほど良い塩味を味わえます。クリーム系や和風など、さまざまなジャンルで楽しめますよ!
4.まとめ
レッドキャビアとトビコの違いについて、さらにおすすめのトビコの使い方をご紹介しましたが、いかがでしたか?日本人になじみのある魚卵ですが、採取される魚によってさまざまな種類があります。機会があれば、ぜひレッドキャビアの味わいもお試しください!
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