見た目もお値段もまさに金の延べ棒クラス、魅惑の「キャビアのからすみ」を皆様ご存知でしょうか?世界三大珍味として珍重されるキャビアをさらに圧縮し、旨みをぎゅっと濃縮した「キャビアのからすみ」の味わいはぜひ一度でいいから味わってみたいものです。今回はキャビアのからすみについてご紹介します。
1.食べられる金の延べ棒!?キャビアのカラスミとは
皆さんご存知のからすみとは、江戸時代より天下の三大珍味として珍重されてきた、ボラの卵巣を塩漬けにし、圧縮して水分を抜いたもの。日本だけでなく、古くより生産してきた国にはギリシャやエジプトといったヨーロッパ諸国も。台湾でも生産されていますが、長崎産のからすみは成熟しきっていない卵巣を使うため、舌触りがなめらかで最上級とされています。また生産量が少ないため、現在も高級な食材のひとつです。
そこで今回気になるのが、キャビアのからすみ。キャビアが獲れる古代魚チョウザメは乱獲により絶滅危惧種に指定され、現在は世界各地で養殖が行われています。しかし養殖にかかる費用も莫大なため、養殖キャビアのお値段も天然ものと張り合うほど。
キャビアのからすみは、キャビアを約1/3に圧縮し、その後約2ヵ月乾燥させたもの。超高級食材が圧縮されているため、ごく微量でも驚きのお値段に跳ね上がります。金色に輝くパッケージに包まれたキャビアのからすみは、まさに見た目もお値段も金の延べ棒です。
ちなみに、日本の一般的なからすみという語源は唐(中国)の墨のような形をしているから、という説が有力。ボラからつくるからすみは赤いですが、キャビアのからすみは真っ黒でさらに「からすみ」というネーミングがしっくりきますね。
2.キャビアのからすみのおいしい食べ方
キャビアのからすみを美味しく食べるなら、一般的なからすみ同様に薄くスライスするのがおすすめ。微量でもキャビア特有の魚卵の旨みが詰まっているので、芳香な味わいを楽しむことができます。
キャビアの味はそのままなので、パスタやカナッペ、デビルドエッグなど、普段キャビアを使用してつくる料理に添えるのが良いでしょう。その姿は一見、薄くスライスされた黒トリュフを髣髴させます。キャビアのからすみでキャビア丼を作れば、トリュフ丼のようなビジュアルに。目でゲストを楽しませてみるのも楽しいかもしれません。
3.超高級!キャビアのからすみの驚きのお値段とは
お値段も見た目に違わぬ金の延べ棒クラスのキャビアのからすみ。気になるそのお値段は、なんと40gで約1万6千円!たったの1gでも400円の重みがあるのですからその高級さがわかっていただけるのではないでしょうか?
スライスしてカッペリーニに乗せたらいくら分になるのやら、とつい庶民的思考に走ってしまいがちですが、レストランで堪能するときはぜひその美味しさを味わってみてくださいね。
4.まとめ
食べられる金の延べ棒、キャビアのからすみについてご紹介しましたがいかがでしたか?食す機会があれば、ぜひその旨みを存分に堪能してみてはいかがでしょうか。
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