皆さんは「金のキャビア」をご存知ですか?「黒の真珠」と謳われる高級食材のキャビアよりも高価で、ほとんど流通していない超贅沢品。金色に輝く卵はお値段まで金価格でした!世界一高価といわれるキャビアについてご紹介します。
1.世界の超VIPしか食べられない幻の金のキャビアとは
出典:http://www.agmarket.jp/SHOP/IIAC028B.html
チョウザメは150年以上の寿命を持つ個体もいるとされ、約3億年も前より地球に生息する幻の魚です。チョウザメの魚卵を塩漬けにした、トリュフ、フォアグラと並んで世界三大珍味の一つに数えられるキャビア。一般的にキャビアはベルーガ種が最も高価とされています。
しかし、実は最高級のベルーガ種を超える幻のキャビアが存在することをご存知でしょうか?そのキャビアこそ、「金のキャビア」と呼ばれる超希少食材なのです。普通のキャビアは真っ黒の見た目で「黒の真珠」と称されます。しかし金のキャビアは、色素が無く金色に輝く見た目が特徴的です。その理由は、突然変異によって金色に変化したチョウザメが生む卵だからです。一般的な黒いチョウザメは黒い卵を作りますが、卵も母体と同じ色で生まれるのです。
金色に輝くキャビアは、世界のVIP中のVIPのみしか手に入れることができない、超高級食材。その昔イランでは、王様だけが食べることを許されたといわれています。
2.驚きのそのお値段はまさに「世界一高価」!
一般的に希少価値の高いチョウザメのなかでも、突然変異したチョウザメはさらに希少価値が高い存在。あまりにレアな存在から、その価格は「最も金に近い」と揶揄されることもあります。実際のお値段を見てみると、なんと28.5gで税込9万円超。28.5gといえば、DVDを2枚重ねるより軽いくらいの重さです。一般庶民には、夢のなかでしか出会えない食材かもしれません。
また、金のキャビアの採取方法は、特殊な器具とマッサージを使うロシア水産研究所の最新方法を採用しています。長生きするチョウザメを一度のキャビア採取で殺すのではなく、その後何度も産卵できる体にして返すことが可能です。
3.金のキャビアと同じく超高級食材とされている食材3選
◇「金の延べ棒」!キャビアのカラスミ
洗練されたまるで「金の延べ棒」のようなパッケージが目を引くキャビアのカラスミは、キャビアを約1/3に圧縮し、その後約2ヵ月乾燥させたものです。カラスミがボラの卵巣を乾燥させたものであるのに対し、キャビアのカラスミという愛称が光ります。こちらのお値段は40gで約1万6千円。薄くスライスして食べるのがおすすめです。
◇夕張メロン
日本人のど根性精神が生んだ奇跡の果物、夕張メロン。こっくりとしたオレンジ色の実からあふれ出す、ジューシーな果肉が最高級のフルーツです。2玉250万円の価格が付けられたこともある夕張メロンは、農家の人々が試行錯誤を経て丹精込めて作っています。
◇サフラン
サフランライスなど、料理に風味や色を付けるために古くから利用されてきたサフラン。はっとするような紫色の花を付け、その雄しべ部分をスパイスとして使っています。手作業で行われる精製に対し採取量が大変少なく、高級食材として重宝されてきました。なかには5gで約3千円という製品もあります。
4.まとめ
世界一高価な金のキャビアと、他にも気になる高級食材についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?実際に値段と重さを見ると、つい身の周りにある物と比べたくなってしまいますね。
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