ロシアの名産と言えば、世界三大珍味の高級食材キャビア。なんと「ロシアの早食いと言ったらキャビアでしょ!」というシンプルな発想で開かれたキャビア早食いコンテストがあるんですよ。
1.ロシアのモスクワで開催されたキャビア早食いコンテスト!
出典:http://www.jiji.com/jc/d4?p=eat001-jlp12459786&d=d4_food
誰もが高級食材と言われて思い浮かべるのが、黒い真珠とも謳われる世界三大珍味のひとつ、キャビア。キャビアはロシアやカザフスタン、イランなどが面するカスピ海沿岸で古くから漁がされてきた珍味。シーラカンスと同じ仲間にあたる、地球上で3億年以上も生息している古代魚のチョウザメの魚卵を、塩漬けしたものがキャビアと呼ばれています。古くより、位の高い人々が口にできる食材として重宝されてきました。その希少性からイミテーションキャビアという、他の魚の魚卵をキャビアに似せて黒く着色したものなども出回っています。
世界のさまざまな早食い大会を見たロシア人の主催者による、「ロシアの早食いと言ったらキャビアでしょ!」という発想で2012年にロシアの首都モスクワで開催されたのが、世界初となるキャビア早食いコンテスト。ルールは500gのキャビアを最速で食べた人の勝利!当日会場には数百人が参加者候補として詰め掛け、くじ引きで12人が選ばれました。会場となったのは、キャビアを食すのにふさわしいモスクワの高級レストラン。見事優勝した男性は、なんとたったの86秒で500gのキャビアを完食!
2.その驚きの大会費用とは
出典:http://www.jiji.com/jc/d4?p=eat001-jlp12459784&d=d4_food
世界初のキャビア早食いコンテストは、そのコンセプトも驚きですがなんと言っても注目したいのは大会費用!超高級食材のキャビアを用意したことから、大会費用は総額200万ルーブル(開催当時のレートで約550万円)。優勝者の男性は86秒でなんと約40万円を飲み込みました。
優勝した男性には優勝賞金として約2万7000円が渡され、さらにキャビアのお土産付き。また、他の幸運にもくじ引きで当選した大会参加者には、それぞれ500gずつキャビアが贈られました。大盤振る舞いなのはくじ運の強い人々に対してだけではなく、大会を観戦していた人々にも、残りのキャビアが振る舞われたそうです。
3.他にもあった!規格外すぎる世界の早食いコンテスト
◇中華料理早食いコンテスト(中国・香港)
2006年に中国・香港で行われた中華料理早食いコンテスト。見事優勝したのは日本人の岩田美雪さんで、なんと約2.8kgを16分で完食!しかも、岩田さんの体重は約40kgと日本女性として比べても小柄な体型。小さな体のどこに食べ物を詰め込むスペースがあるのか不思議ですね!
◇地元のパイ早食いコンテスト(イギリス・ウィガン)
イングランド北西部にあるウィガンで毎年恒例なのは、地元で作られたパイを食べきる早さを競うコンテスト。なんと1992年から行われている歴史あるコンテストなのです。しかし2014年の大会日には、パイの運送業者が近隣で行われるパーティー用のパイとコンテスト用のパイを取り違え、既定の2倍サイズのパイが届けられるというハプニングが。大会自体が無効となってしまったこともあります。
◇ゴキブリ早食い大会(アメリカ・フロリダ州)
2012年にアメリカ・フロリダ州の爬虫類ショップで開催されたのが、恐るべしゴキブリ早食い大会。20~30人の参加者が競い、制限時間内により多くのゴキブリと幼虫を食べた人が優勝。ただ、本大会において優勝した男性は、大会終了直後に倒れ急逝。優勝賞品のニシキヘビを手にすることなく亡くなってしまいました。
4.まとめ
超高級食材を貪る夢のようなキャビア早食いコンテストと、世界の早食いコンテストをご紹介しました。普通の人では考えられない量を一気に食す早食いコンテストですが、約40万円相当のキャビアを食べられるなら参加してみたいかも…?
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