たまには「黒い真珠」キャビアを使った贅沢なお料理を作ってみませんか?お料理のアクセントになるキャビアソースのレシピをご紹介します!
1.「ソース」の由来とは
今回ご紹介するキャビアソースから、トンカツや串揚げにたらりとかけるソース、さらにアイスクリームやお菓子にかけるチョコレートソースやキャラメルソースなど、私たちの周りにはソースがあふれています。
私たちが日本語で「ソース」と呼んでいるのは、フランス語が日本に入ってきたことが理由。そもそもソースの由来となったのは、ラテン語の「salsus」という言葉で、塩で味つけした、という意味を持っています。また、「sal」はラテン語で塩を指す言葉。英語の塩=saltもラテン語から経由して生まれた単語です。こうしてラテン語のsalsusが転じ、フランス語や英語でsauceと呼ばれるようになっていったのですね。
2.お料理にアクセントをつけるキャビアソースレシピ
高級食材のキャビアを使ったソースはいろいろな種類がありますが、決して潰すことはなく、一般的にはそのぷちぷちとした食感と旨味を球体の中に閉じ込めています。お料理のトッピングの最後の隠し味として、少量でも風味を感じられるキャビアソースは、一度作り方を覚えておくと簡単。キャビアをちょこんと添えるだけのレシピではなく、キャビアを調理したレシピを習得できますよ!最も汎用性の高い生クリームとバター、そして白ワインをベースに、海老や貝などの魚介で出汁をとったものをご紹介します。
<材料>
・白ワイン 大さじ2
・生クリーム 大さじ2
・バター 50g
・シジミ・ハマグリ・海老など好みの魚介 100g~(殻つき)
・キャビア 大さじ1
<作り方>
①シジミ・ハマグリなどは砂抜きをしておく。
②白ワインを小鍋に入れ、弱火にかける。
③すぐに生クリームとバターを入れ、極弱火で熱する。途中でかき混ぜ、絶対に沸騰しないように気をつけましょう。
④バターが溶けたら、魚介類を入れ、火が通るまで3分~じっくり煮込む。
⑤魚介類が煮込まれたら、魚介類をソースから外す。
⑥ソースの粗熱が取れたら、キャビアを入れてあわせて完成!
ソースの出汁として使った魚介類は、もちろんそのままお皿に盛り付けてソースと一緒に食べてみてくださいね。
3.世界三大珍味のフォアグラソース、トリュフソースを使ったお料理を紹介
◇ポルチーニのラビオリをフォアグラソースで
ポルチーニと言えば、松茸やトリュフと並ぶキノコの王様。ポルチーニとはイタリア語で、フランス語ではセップ茸と呼ばれています。お肉を詰めたラビオリは、フォアグラと相性抜群。フォアグラはステーキにして食べることもありますが、そのとろけるような食感から、なめらかに混ぜてソースにすると絶品!
◇フォアグラソースのパスタ
出典URL:http://www.rougie.com/foie-gras/p218-duck-foie-gras-sauce
フォアグラのソースはパスタにかけると、濃厚な旨味が濃縮した一皿に。トマト系・オイル系パスタに飽きてしまった方は、フォアグラの濃厚ソースパスタがおすすめです。
◇ロッシーニ
出典URL:http://leitesculinaria.com/5929/recipes-medallions-of-beef-with-foie-gras-and-truffles.html
トリュフソースといえば、牛肉とフォアグラのステーキに、トリュフを添えた贅沢なロッシーニ。こちらに使われるソースはマディラ酒とフォンドヴォーを加え煮詰め、トリュフのみじん切りを加えたもの。トリュフは「香りを食す」と言われるほど香りが高く、口に運ぶ間さえも至福の時間です。
4.まとめ
キャビアソースの作り方と、世界の三大珍味を使ったソースの料理をご紹介しました。ソースは料理の決め手となる重要なアクセント。魚介の旨味を感じるキャビアソースで、皆さんの料理も格上げしてみませんか?